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EP.40Toolbox 14分公開:

Jev・Laya・Jeff・Micaの違いは?「判断だけAI」と実行ツールの選び方

Jev・Laya・Jeff・Micaの言語、料金、実行条件を比較。Ollaya・Jeviaとの役割の違い、confidenceとScoreの実装差、日本語10件の実測結果と再現教材をまとめます。

#Jev#Laya#Jeff#Mica#Ollaya#Jevia
執筆 / 監修
松尾 亮合同会社ふくふく 代表社員

データ基盤・データパイプライン構築 / BI / 生成 AI 活用支援を専門とするエンジニア (28 年)。 本記事は AI 利用ポリシーに基づき、生成 AI の補助で執筆 → 人間が監修・編集して公開しています。

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問い合わせを経理へ回すか、情シスへ回すか。文章を生成するより、担当案だけを返してほしい仕事があります。に続き、、、などが登場しましたが、似た呼出形式で動くことと、同じ判断ができることは別です。

本記事は2026年9月30日の公式資料と実装に基づき、言語・送信先・機材・数値の意味を比較します。各開発元の速度表による順位は付けません。Layaの「約7.8倍高速」という紹介の確認範囲は、Layaの主張を検証する記事で扱います。

Jev、Laya、Jeff、Micaの判断モデルと、実行ソフトOllaya、開発作業を振り分けるJeviaの役割を分けた図
編集部作成。OllayaやJeviaは、四つの判断モデルと役割が異なる道具です。利用するモデルや接続先も併せて確認します。

1. 判断するモデルと、動かす道具を分ける

Jev、Laya、Jeff、Micaは、文章と候補を渡して判断を求める対象です。候補選択のChoice、段階評価のScore、はい・いいえのNoulを返せます。一方、は公開モデルを取得して手元で動かすソフト、は開発作業に使うモデルを振り分けるソフトです。Ollaya単体の「日本語精度」を聞いても、どのモデルを動かしたかが分からなければ答えは定まりません。

名前比較する際の役割最初に確認すること
Jev提供元が運用する判断モデルをAPIで利用アカウント、入力の外部送信、従量料金
Laya英語版・多言語版がある公開モデル群どちらのモデルか、入力長、実行環境
Jeff独立した公開判断モデル群Qwen版かGemma版か、英語の用途か
MicaQwen3.5-4Bを基にした公開判断モデル英語・韓国語の用途か、対応機材
Ollayaモデルの取得・実行・API提供ソフトの版と、モデル名・重みの版の両方
JeviaJevを使って開発用モデルの能力段階を選ぶ振り分け先、実行権限、別途のモデル費用

「Jev互換」は、同じようなでつなげるという意味で使われています。Jevの重みや、同じ判断結果が得られるという意味ではありません。文章の生成、ファイルの変更、顧客への返信は、判断結果を受け取った別の処理が担います。

2. 4モデルの言語・費用・機材を先に絞る

日本語を入力できることと、業務に十分な品質で分類できることは別です。まず言語と実行条件で候補を絞ります。

対象と確認版日本語を試す前提利用条件と導入の入口
Jev 1.13/jev-1.13.0英語が主な学習言語。日本語などは自分の資料で検証提供元のクラウドへ送信。キーが必要。入力100万トークン当たり0.042ドル、出力は無料
Laya/Python v0.3.22英語421Mと多言語322Mを区別。多言語版は日本語を含む100以上の言語を掲げる重み公開・Apache 2.0。公式Pythonは3.10以上。初回は依存関係と重みを取得し、手元で推論
Jeff v1.1公式対象は英語・テキスト。日本語品質は未確認コードMIT、重みApache 2.0。Python 3.12以上。CPU・NVIDIA向け、Qwen版はApple SiliconのMLXにも対応
Mica v0.1 4B英語・韓国語で学習。日本語品質は未確認Apache 2.0。公式手順はLinux・CUDA 12・Python 3.10以上。Q5_K_M重みは約3.51GB

Jevの料金を読む際は、100万が100万文字と同じではない点に注意します。入力量や再試行も利用方法によって変わります。ローカル推論も、モデルの呼出料金が不要であることと、機材・電力・保守まで無料であることを分けます。

長い資料を扱う場合も条件が違います。Jevは全体64k、stateと最長の質問の合計32kという二つの上限があります。Layaの多言語版は既定1,024トークンで、長くする指定と品質確認が必要です。Micaの公式既定構成は8,192トークン超を切り詰めず拒否します。重みの3.51GBなどの数字は、必要なメモリ総量ではありません。Micaの8GB GPUという案内も開発元の推奨です。

JeffはQwen版のv1.1で最大254候補に広がりましたが、Gemma版v1.0は26候補です。JevとMicaのChoiceは最大255候補。候補上限の近さは品質の同一性を意味しません。導入の詳細はJeffの個別記事を参照してください。

3. Ollayaは実行役、Jeviaは開発作業の振り分け役

Ollayaはモデル名で取得し、手元のサーバーから呼び出せます。確認時の最新公開版はv0.7.5。Apple SiliconのMac、Windows、Linux向け配布があり、利用できる計算機能はモデルと環境次第です。ソフトはApache 2.0、モデルの利用条件はそれぞれ別です。初回の取得は外部通信を伴います。

比較表に書く単位は「Ollaya+laya:multilingual+重みの版」です。利用するモデルを替えると、必要なメモリ、言語、入力の種類も変わります。既刊のMac実測はOllaya 0.7.2での記録なので、その数字を最新版全体の性能に読み替えません。

Jevia v0.1.5は、開発の依頼をJevに判定させ、fast・balanced・strongの段階を、自分が設定した具体的なモデルへ結び付けます。MITの実験的なソフトで、Mac・Linux・Windows向け配布があります。Jevのキーに加え、実行先の認証や利用料が必要です。

設定や履歴を手元で管理しても、Jevへの問い合わせまで端末内で完結するわけではありません。現在の依頼文などが送信対象になります。過去の作業結果を次回の判断材料に使いますが、Jevの重みを追加学習する仕組みではありません。部署分類なら、前節のモデルを直接試す構成から始められます。

4. 同じconfidence、同じScoreとは限らない

でも、項目名だけで意味を決めないことが重要です。とくには「この回答が正しい確率」ではありません。実装ごとに、候補の確率分布を異なる方法で要約しています。

呼出先ChoiceのconfidenceScoreが返す値
Jev分布から計算する0〜1の統計。公式の説明用近似式を本番の厳密な式と扱わない段階番号の確率付き平均。小数になり得る
Laya v0.3.22の直接呼出・HTTP分布の散らばりから計算。answer_confidenceは別項目で最大確率段階番号の確率付き平均
Jeff v1.1候補数K、最大確率pなら(K×p−1)/(K−1)。Kが2以上の場合段階番号の確率付き平均
Micaの公式サーバー最大確率そのもの最大確率になった段階番号
Ollaya v0.7.5の互換API(K×p−1)/(K−1)。Kは2以上。Layaを載せても直接呼出とは異なる段階番号の確率付き平均

根拠はJevの説明とAPI仕様、Layaの確率処理とScore計算、Jeffの計算、Micaの応答実装、Ollayaの応答実装です。Ollayaのnative APIにあるlaya.confidenceも、互換APIのconfidenceとは別項目です。

たとえば5択で最大確率が0.8なら、Micaのconfidenceは0.8、JeffやOllayaの上記式では0.75になります。これは数式の例で、実モデルの応答ではありません。段階0・1・2の確率が0.2・0.5・0.3なら、Scoreの平均は1.1、最大確率の段階は1です。小数か整数かだけで不正な応答と決めると、別の意味を持つ実装を取り違えます。

式が同じでもや入力の得意不得意は同じになりません。「0.8以上なら自動処理」という条件を、そのまま別モデルへ移すのは避けます。まず内容の正しさを人が確かめ、形式の不備、誤分類、要確認への戻し過ぎを別々に数えます。

5. 日本語5択10件で、比べる条件を固定する

共通検収教材をダウンロードできます。架空の日本語10件を5択に分けます。明確な案件は4部署各2件、残り2件は複数部署と情報不足です。期待する担当と理由は検収者用の別ファイルに置き、モデルへ送りません。

境界になるのは「経費精算システムにログインするとエラーになり、入力画面を開けません」という問い合わせです。本教材では、経費の可否ではなくログイン障害なので情シスにします。複数部署へ独立した用件がある場合は、どちらかへ無理に寄せず要確認へ戻す、という基準も先に決めています。

JSON
{  "accounting": "経理:立替経費、請求書、取引先への支払い",  "it": "情シス:会社のパソコン、業務システム、ログイン、ネットワークの障害",  "hr": "人事:勤怠、休暇、入退社、社会保険の手続き",  "general": "総務:会議室、入館証、備品、オフィス設備",  "human_review": "要確認:独立した複数部署の依頼、情報不足、対象外"}

これは共通の候補定義で、応答結果ではありません。既刊Ollaya記事の日本語20件は4択だったため、今回の5択とは別試験です。また、Jeffを日本語から英訳して試す場合は、翻訳も含む構成として記録し、日本語の直接入力と同じ条件の比較にはしません。

Bash
# 展開した教材フォルダで実行。通信せず、固定した入力資料を検査します。python3 run_local.py

実送信は明示的に選び、起動済みの手元のOllayaへ送ります。Jevへの有料呼出や、Jeff・Micaの導入を一括で実行するコードではありません。結果を保存するときはソフトとモデルの版、同じ候補と指示だったか、初回と通常処理の時間を分けて残します。

6. 小試験では、明確8件中6件が一致した

編集部は9月30日13時20分、M2 Ultra・メモリ192 GiB・macOS 27.0で10件を実行しました。Ollaya 0.7.2と取得済みの多言語Laya、MLX・fp32の構成です。起動ログとAPIの表示で実行経路を確認しました。最新版Laya 0.3.22や、Jev・Jeff・Micaの実測ではありません。

見た項目今回の記録
担当が明確な8件一致6件、誤った部署1件、要確認へ戻した1件
要確認にすべき2件要確認0件、部署を選んだ2件
応答形式・通信の失敗どちらも0件
最初の1件/残り9件の中央値1,612.2ms/12.8ms

新しいサーバープロセスで予熱せず、各入力を1回ずつ送信しました。初回はモデル読込みを含み、時間は手元のHTTP往復・応答解釈・検査までです。入力と期待分類は実行前に固定し、結果を見て調整していません。モデルの識別子、設定、生応答、集計は教材ZIPに同梱しています。

「会議室の予約」は総務を期待したのに情シス、「入館証の再発行」は要確認になりました。さらに、経費の確認とパソコン故障を同時に頼む例は経理を選び、confidenceは0.7196でした。要確認を候補に加えるだけで、曖昧な案件を拾えるわけではありません。

これは10件の架空教材で、言語全般の精度やモデル間の順位は示しません。旧記事の4択20件とも条件が違います。まず人が全件を読み、担当案が合うか、要確認への見逃しと戻し過ぎがないかを分けて記録します。その結果で、試験を増やす構成を決めます。

よくある質問

OllayaとLayaは同じものですか?
異なります。Layaは判断モデル群、OllayaはLayaなどのモデルを取得して動かすソフトです。同じLayaでも呼出経路によってconfidenceの表現が変わるため、ソフトとモデルの両方を記録します。
Jev互換ならURLを替えるだけで本番利用できますか?
呼出形式を合わせやすい場合はありますが、言語、入力長、候補上限、confidenceやScoreの意味、判断の品質まで同じとは限りません。同じ入力で形式と内容を別々に検収してから切り替えます。
ローカルの公開モデルがいちばん安いですか?
機材と運用条件によります。ローカル推論では提供元の従量呼出料を避けられますが、機材、電力、更新、人による確認の費用が残ります。クラウドの入力単価と、ローカル運用の総費用を分けて比べます。
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