「 触ってみたけど、なんか期待外れ」と感じた方、結構いらっしゃいます。多くの場合、原因はではなく 「話しかけ方」 にあります。今回は、エンジニアじゃなくても、明日から使える 3 つの基本だけお伝えします。AIへの指示文は と呼ばれ、その品質が結果の品質を決めます。
基本1:役割を先に伝える
「あなたは○○です」と最初に役割を与えるだけで、AIの回答品質はびっくりするほど変わります。 は 役割設定があると、その立場での専門知識を使い分ける 性質があります。
| ❌ 役割なし | ✅ 役割あり |
|---|---|
| この企画書、どう思う? | あなたは経験豊富な経営コンサルタントです。この企画書の良い点・改善点・抜け漏れを、経営者目線で指摘してください。 |
| メールの返信書いて | あなたは丁寧な日本語が得意なビジネスメール代筆者です。以下のメールへの返信を作ってください。 |
基本2:背景・文脈を必ず添える
AIはあなたのことを知りません。「自分は誰で、何の目的で、相手はどんな人か」を1〜2行でも書くだけで、当たり前ですが回答がフィットします。
基本3:出力形式を指定する
AIは何でも答えてくれますが、こちらが欲しい形で返ってこないことがあります。「箇条書きで」「200字以内で」「Markdown表で」など、欲しい形を指定するだけで使い勝手が一段上がります。
実例:3基本を組み合わせたプロンプト
あなたは中堅企業の経営企画部長です。
私は若手のマーケ担当者で、来週の経営会議で新商品の企画書を発表します。
経営層に納得してもらうために、改善できる箇所を指摘してください。
## 私の企画書
(ここに企画書の本文を貼る)
## 出力形式
- 良い点(3つまで)
- 改善が必要な点(5つまで)
- 「経営層が必ず聞いてくる質問」5つ
- 各項目は1行で簡潔に## 良い点
- 市場規模試算が具体(2030年5,400億円)
- 競合差別化のポジショニング図が分かりやすい
- 投資回収期間が3年以内で許容範囲
## 改善が必要な点
- 想定リスクの記載が薄い、シナリオ別に書き直し推奨
- 既存事業とのカニバリゼーション分析がない
- 「なぜ今やるか」のタイミング論拠が弱い
- 競合の動きへの対応策が抽象的
- 必要人員と採用計画の具体性が不足
## 経営層が必ず聞いてくる質問
- なぜ今、自社がやるのか(タイミング・優位性)
- 失敗した時の撤退条件は?
- 既存顧客はどう反応するか
- ROI が読める前の最大投資額は?
- 競合A社が参入してきたら、勝てるか?つまずいたら:再質問のコツ
AIが「具体的な情報がないと答えられません」と返したら、それは 「文脈が足りない」サイン。「もう一度、こういう状況で聞きます」と背景を足して聞き直すのが正解です。「もっと具体的に」と詰めても返答品質は上がりません。逆に AI が (もっともらしい嘘)を返すこともあるので、重要な事実は人手で確認しましょう。
次回予告
EP.02 では、メール・議事録・資料の下書きを 5 分で終わらせる 5 つの テンプレを共有します。
この記事の感想を教えてください
あなたの 1 クリックで、本当にこの記事は更新されます。「もっと詳しく」「続編希望」が一定数集まった記事は、 ふくふくが 実際に内容を拡充したり続編記事を公開 します。 送信したリアクションはお使いのブラウザに記録され、再カウントされません。