ふくふくHukuhuku Inc.
EP.08Viz 11分公開: 2026-05-10

進捗・KPIを伝える6種:KPIカード・スコアカード・ゲージ・バレットチャート・バーンアップ・スパークライン

経営ダッシュボードの主役。「目標 vs 実績」を一目で見せる定番グラフ群。ゲージが嫌われる理由、バレットチャートが推奨される理由。

#可視化#KPI#ダッシュボード#経営
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「今月の売上はいくらか」「目標達成率は」── 経営層が真っ先に見る「数字 1 つ」を伝えるグラフ群。情報密度を絞り、瞬時に判断させるのが目的。

対応マトリクス
グラフmatplotlibLooker StudioExcel
KPIカード(数字大表示)✅ Scorecard⚠️ 図形+数式
スコアカード⚠️
ゲージ(半円メーター)✅ Gauge❌(自作)
バレットチャート⚠️⚠️ 自作
バーンアップ⚠️ 計算フィールド
スパークライン✅(2010〜)

1. カード(数字大表示)

用途:「今月の売上 ¥123M」「 45,000」を巨大なフォントで。 強み:3秒で読める、ダッシュボードの最初に置く。 弱み:単独だと文脈が分からない(前年比・目標比が必須)。

Sales / MAU / Churn / NPS の4枚KPIカード、各々値+ラベル+前期比
KPIカード:ダッシュボード最上段。3秒で全体像

2. スコアカード(KPIカード + 比較)

用途:KPI 数字 + 前期比 + 目標比。 の Scorecard が代表。 強み:数字を「文脈」と一緒に見せられる。

3. ゲージ(半円メーター)

用途:「目標 100 に対して現在 75」を半円の針で。 強み:直感的、車のスピードメーター類似。 弱み:データ可視化界では円グラフ同様 嫌われる。「角度では正確に読めない」というのが理由。バレットチャートの方が情報密度高い

75% 達成のゲージチャート(半円型)
ゲージ:直感的だが正確な読み取りは苦手

4. バレットチャート(Stephen Few 提案)

用途:ゲージの代替。横棒に背景の濃淡で「悪い・普通・良い」レンジを示し、実績を太い棒、目標を縦線で。 強み:1本の横棒で 4-5 個の情報を同時表現。データ可視化の専門家が推奨。 弱み:日本のビジネス現場では認知度低い。

Sales / Quality / Speed の3項目バレットチャート、実績バー+目標縦線
バレット:横棒1本に4-5の情報。ゲージの2倍の情報密度

5. バーンアップチャート

用途:累積進捗を時系列で。プロジェクト管理。バーンダウンと逆向き、「上に積み上がる」表現。 強み:スコープ拡大もきれいに表現できる、バーンダウンより読みやすい。

20日間のバーンアップチャート。完了量(緑)とスコープ(灰)
バーンアップ:完了量(下)とスコープ(上)を時系列で。スコープ拡大も表現可

6. スパークライン(極小折れ線)

用途:表のセル内に小さな折れ線。100 製品の売上推移を1行ずつ。 強み:表と詳細推移を同時。経営ダッシュボードの「右端」の定番。

5製品 × 30日のスパークラインを縦に並べた表
スパークライン:表のセル内ミニ折れ線。経営ダッシュボードの右端定番
経営ダッシュボードの黄金構成

最上段:KPI カード3〜4個(売上・MAU・受注・解約)/中段:時系列折れ線+前年比較/下段:詳細表+スパークライン。これが「3秒で全体・30秒で深掘り」の標準パターン。

次回予告

EP.09 はスコア・指標系・偏差値・z-score・t値。「複数指標を統合した1つの数字」を作る・見せる方法を扱います。

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