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EP.02Open Data 9分公開: 2026-05-10

RESAS で「うちの顧客はどこから来てるか」を1日で可視化する

内閣府の RESAS は産業構造・人口動態・観光フローまで網羅。「自社顧客の流出入」を1日で把握する。

#RESAS#地域分析
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重要:RESAS はサービス終了済み(2025年3月24日)

本記事執筆当初に紹介していた API は 2025年3月24日をもって全機能のサービス提供が終了 しています(新規アカウント登録は 2024年10月31日で終了済み)。代替の公式案内:① API(政府統計総合窓口、本シリーズ EP.01 参照)/ ② 国土交通DPF 利用者API/ ③ 不動産情報。本記事のフロー設計は概念として有効ですが、API呼び出し部分は代替APIに読み替えてください。記事末尾「留意点」も参照。

RESAS(地域経済分析システム)は、内閣府が提供する統合地域分析プラットフォーム。e-Stat より「使いやすさ」「可視化済み」が特徴で、かつてはAPIも公開されていました。今回は「自社顧客の地理的分布と地域経済の関係」を1日で可視化する手順を ─ 設計の考え方は今でも有効なので、API は代替に置き換えてご活用ください。

RESAS の主要データセット

カテゴリ代表データ活用例
産業構造市区町村別 業種シェアB2B商圏の業界マップ
人口動態流入・流出・年齢別純増減人口減少地域の見極め
観光フローFrom-To 来訪者数観光業向けマーケ
雇用統計求人・求職者バランス人材採用戦略
消費分析品目別消費トレンドEC 出店戦略

(過去の)API 利用準備 ── 設計思想を理解する

RESAS-API は 2025年3月24日でサービス完全終了しています。本記事の以下のサンプルコードや手順は、当時の設計思想を残すための 歴史的記録 です。今から同等の地域経済分析を実装するには、後述の代替(e-Stat / 国土交通DPF)に置き換えてください。

(参考)当時の「顧客流出入マップ」1日構成

  1. 1:顧客住所をジオコーディング → 市区町村単位に集計(CRMデータ整形)
  2. 2:RESAS API で「人口流出入データ」を取得、自社顧客分布と重ねる
  3. 3 で地理マップ可視化、経営会議用に 出力
朝(3h)顧客住所→ ジオコーディング→ 市区町村集計昼(3h)RESAS API→ 人口流入出取得→ 自社データに JOIN夕(2h)Looker Studio→ 地理マップ→ 経営層向け PDF
1日構成:自社CRM × RESAS の重ね合わせ

で1日パイプライン構築

prompt:RESAS 顧客流出入マップ
自社顧客データと RESAS を組み合わせた「顧客流出入マップ」を1日で作るパイプラインを実装してください。

## 入力
- BigQuery: `crm.customers`(10万行)
- RESAS API キー: ${RESAS_API_KEY}

## 必要な処理
1. 顧客住所のジオコーディング(Geocoder API利用)
2. 市区町村単位への集計
3. RESAS から市区町村別の人口流入・流出データ取得
4. JOIN → 「自社顧客率の高い地域」「未開拓だが流入が多い地域」を抽出
5. Looker Studio の地理マップ用テーブル `mart_customer_geo` を生成
6. 経営層向けのインサイトを Markdown レポート化

## 出力
- パイプライン一式
- 経営層向けレポート `reports/2026-06-customer-flow.md`
想定される実行結果(例示)
## 顧客流出入マップ 構築完了

### 生成インサイト
**TOP 5 自社顧客率の高い地域(顧客密度 vs 人口)**
1. 渋谷区道玄坂 → 0.42% (全国平均0.04%の10倍)
2. 港区六本木 → 0.38%
3. 新宿区西新宿 → 0.35%
...

**未開拓だが流入超過の地域 TOP 5**
1. 横浜市青葉区 - 流入超過 +1,200人/年、自社浸透率 0.02%
2. さいたま市浦和区 - 流入超過 +890人/年、自社浸透率 0.01%
...

→ Q3 マーケ予算は横浜・浦和に集中させると ROI 高そう、という提案を経営層レポートに

### 構築物
- `pipelines/resas_customer_flow.py`
- `models/marts/geo/mart_customer_geo.sql`
- `reports/2026-06-customer-flow.md`

PR #167 を生成しました。

データ取得の留意点(2026年5月時点)

RESAS API は終了、代替へ移行

RESAS API は 2025年3月24日でサービス完全終了。新規利用は不可。既存の RESAS Web ポータルでの可視化は 2026年5月時点で一部稼働しているが、API 経由のデータ取得は不可。

  • 新規アカウント登録: 2024年10月31日 終了済み。
  • API 提供: 2025年3月24日 完全終了。代替への移行が必須。
  • 第一の代替: e-Stat API(政府統計、本シリーズ EP.01)。市区町村別人口・産業構造・国勢調査・経済センサスがカバー範囲。
  • 第二の代替: 国土交通DPF 利用者API(国土交通データプラットフォーム)。都市・交通・観光系のデータ。
  • 第三の代替: 不動産情報ライブラリ。地価・取引情報。
  • RESAS ポータル(Web版): ブラウザでの可視化機能は引き続き利用可能(2026年5月時点)。「画面を見る」用途は OK、機械的なデータ取得は不可。
  • 移行の現実解: RESAS API で取っていた人口流出入は、e-Stat の住民基本台帳人口移動報告で代替可能(粒度・更新頻度は要確認)。
公式アナウンス

サービス終了告知: https://opendata.resas-portal.go.jp/ / 代替案内も同ページに掲載。RESAS と同等の地域経済比較を継続したいなら、e-Stat + 国土交通DPF + 民間 / 民間 )の組み合わせが現実的。

次回予告

EP.03 では、気象庁の予報API × POSデータで「翌週の在庫」を当てに行く方法をお届けします。

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