ふくふくHukuhuku Inc.
EP.12KPI 10分公開: 2026-05-10

kpi ツリー:North Star から日次 KPI への分解

「会社の目標 → 部門 KPI → チーム KPI → 個人タスク」の樹形図。北極星指標から日次 KPI へ落とすときの掛け算分解と足し算分解の使い分け。

#kpi ツリー#North Star
シェア

「現場の人がなぜその数字を見ているか」が一気通貫で説明できる組織は強い。経営の North Star(北極星指標)から、部門 → チーム KPI → 日次の現場 KPI まで樹形図で繋がっている状態を作る作法を共有します。

North Star Metric の選び方

事業の本質的な価値を表す 1 つの指標。売上ではなく、その事業がユーザーに本当の価値を提供している瞬間を捉える。

業種別 North Star の例
業種North Star理由
メッセージング送信メッセージ数 / 週コミュニケーションが起きた回数
EC配送完了オーダー数実際に商品が届いた回数
音楽配信30 秒以上再生数「聴いた」の本質
B2B コア機能利用ユーザー数実際に価値を得たユーザー
Airbnb宿泊夜数実際の宿泊体験

ツリー分解の 2 種類

乗算分解(多くの場合これ)

売上 = ユーザー数 × 単価 × 頻度。1 因数を改善すれば全体が改善する明快さ。マーケ施策の打ち分けに最適。

乗算分解の例
Text
売上(North Star)├─ ユーザー数│  ├─ 新規(マーケが担当)│  └─ 既存維持率(プロダクトが担当)├─ 単価│  ├─ 平均オーダー単価│  └─ クロスセル率└─ 頻度   ├─ セッション/月   └─ コンバージョン率

加算分解(補助的に)

売上 = 新規 + リピート + 既存。施策の貢献度を切り分けるときに使う。乗算分解と組み合わせて使うことが多い。

leaf KPI の割り付け

  • 1 部門 = 1〜2 KPI:多すぎると焦点ボケ
  • チーム単位で「自分の数字」がある:「他人の数字」を追いかけない
  • 個人 と接続:四半期 OKR がチーム leaf KPI に紐づく
  • 重複 KPI 禁止:A 部門と B 部門が同じ KPI を追うと責任が曖昧

ありがちな失敗

失敗 ① 売上を North Star にする

売上は結果、North Star は原因。売上だけ追うと「無理な値引き」「短期施策」に走る。ユーザー価値の最小単位を North Star にすべき。

失敗 ② 細かすぎる KPI ツリー

5 階層 50 個の KPI ツリーは誰も見ない。3 階層 15 個くらいが上限。シンプルにする勇気。

ふくふくの進め方

経営の数字と現場の数字が繋がっていない」というご相談には、経営層へのヒアリング → North Star 候補出し → 部門との合意形成 → KPI ツリー作成 → ダッシュボード化を 1〜2 ヶ月で。全社で 1 つの数字を見る状態を作るのが最大の成果。

次回予告

EP.13 は KPI ダッシュボード設計。3-30-3 ルール(3 秒で全体・30 秒でトレンド・3 分で深掘り)と / の実装テクニック。

シェア

この記事の感想を教えてください

あなたの 1 クリックで、本当にこの記事は更新されます。「もっと詳しく」「続編希望」が一定数集まった記事は、 ふくふくが 実際に内容を拡充したり続編記事を公開 します。 送信したリアクションはお使いのブラウザに記録され、再カウントされません。

シリーズの外も探す:

まずは、現状を聞かせてください。

要件が固まっていなくて大丈夫です。現状診断と方針提案までを無料でお手伝いします。

無料相談フォームへ hello [at] hukuhuku [dot] co [dot] jp