マイコン選び はセンサー工作の最初の関門です。本シリーズでは micro:bit v2 / M5Stack Core2 / Arduino Uno R4 の 3 系統を中心に扱います。
1. 3 系統の比較表
| 項目 | micro:bit v2 | M5Stack Core2 | Arduino Uno R4 |
|---|---|---|---|
| 価格 | 約 2,500〜3,500 円 | 約 7,500 円 | 約 3,500〜6,500 円 (WiFi 版) |
| プログラミング言語 | MakeCode (ブロック) / MicroPython | MicroPython / Arduino C++ / UIFlow | Arduino C++ (主) |
| 学習コスト | ★ (低) | ★★ | ★★★ |
| 画面 | 5×5 LED | 320×240 カラー液晶 | なし (別売) |
| WiFi | Bluetooth のみ | WiFi + BLE | WiFi 版あり |
| センサー追加 | ワニ口クリップ / 拡張ボード | Grove コネクタ (差すだけ) | ジャンパーワイヤー |
| 情報量 (日本語) | ★★ | ★★★ | ★★★ |
| 情報量 (英語) | ★★★ | ★★ | ★★★★ |
| バッテリー駆動 | 電池ボックス必要 | 内蔵リチウムイオン | USB 給電が一般的 |
2. micro:bit v2 を選ぶべき人
- プログラミング初学者 (Scratch を触ったレベルでも OK)
- 学校で集団授業 に使う先生 (情報の授業で広く採用されている)
- 親子で進めたい ご家庭 (親も覚えやすい)
- まずは安く始めたい (本体 2,500 円〜)
micro:bit v2 のセンサー内蔵
v2 は 加速度・地磁気 (コンパス)・温度・マイク を内蔵。これだけでも EP.03 の温度や、振動・音の計測が遊べます。
3. M5Stack Core2 を選ぶべき人
- 画面に値を表示したい 工作派 (320×240 のカラー液晶が標準)
- Grove で複数センサーを差し替えたい (M5Stack Unit を直結で動かせる)
- WiFi でクラウドに送りたい (EP.10 で扱う ThingSpeak / Sheets)
- バッテリー駆動で外に持ち出したい (内蔵リポバッテリー)
- 完成度の高い作品を作りたい 中高生・大学生・大人
4. Arduino Uno R4 を選ぶべき人
- 電子工作の王道を学びたい 高校生・専門学校生
- 情報量重視 (世界中の事例が手に入る)
- 自由度が一番高い (低レベル制御もできる)
- 将来エンジニアを目指す 中学生 (C++ の入口になる)
Arduino は最初がやや重い
Arduino は IDE のセットアップ・ライブラリ管理・C++ の構文学習が必要で、micro:bit と比べると初心者の壁が高いです。「電子工作も本気でやる」覚悟がある人向け。
5. ふくふくの推奨パターン
| 読者像 | 推奨 | 理由 |
|---|---|---|
| プログラミング未経験の中学生 | micro:bit v2 | ブロックコードで挫折しにくい、価格も低い |
| Scratch 経験ありの中学生 | micro:bit v2 または M5Stack | 次のステップ。M5Stack なら画面付きの楽しさあり |
| コードを書ける中高生 | M5Stack Core2 | Grove で気軽にセンサー追加、画面で楽しめる |
| 将来エンジニアを目指す高校生 | Arduino Uno R4 + M5Stack | 両方触ると視野広がる |
| 親子で進める家庭 | micro:bit v2 | 親が苦手でも MakeCode の図解を見れば進められる |
6. 配線手段の違い
ハード選びで意外と見逃されるのが 「センサーをどうつなぐか」。3 系統で違います。
- micro:bit: ワニ口クリップで P0/P1/P2 等のパッドに繋ぐ。半田付け不要、デジタル/アナログ両対応
- M5Stack: Grove コネクタ (専用 4 ピンケーブル) で 1 発接続。差し間違いの心配なし
- Arduino: ジャンパーワイヤー + ブレッドボードが定番。自由度高いが配線間違いも起きやすい
7. 次の話
EP.03 では 温度センサー で「室温の 24 時間変化」を取ります。3 系統それぞれのコードと配線図を載せるので、選んだハードに合わせて読み進めてください。
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