ふくふくHukuhuku Inc.
EP.01Claude Code 9分公開: 2026-05-10

Claude Code 入門:受託エンジニアが最初の1週間で得たもの

ふくふくが Claude Code を本格導入してから最初の7日間で起きた変化と、最初に覚えるべき3つの基本動作を共有します。

#Claude Code#AI開発#ワークフロー
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「AIで開発が速くなる」という話は2022年からずっと聞いてきましたが、ふくふくが本当に「これは戻れない」と感じたのは が登場してからです。今回は、本格導入から最初の1週間で何が変わったか、何を最初に覚えるべきかを書きます。

Day 1:インストールと「最初の感動」

Claude Code はで動く CLI ツールです。インストールは npm 一発、初回認証は Anthropic アカウントとブラウザ連携で完了します。

インストール(公式手順)
Bash
# npm でグローバルインストールnpm install -g @anthropic-ai/claude-code
# 任意のプロジェクトディレクトリで起動cd /path/to/your/projectclaude
# 初回はブラウザでサインイン → トークン保存

起動して最初に試すべきは、自分のプロジェクトについて質問することです。「このリポジトリの全体構成を読んで、新規メンバー向けに要約して」と打つだけで、READMEには書いていないコードベースの実態を踏まえた説明が返ってきます。

最初の感動ポイント

「コードを読んで答える」のは でも出来ますが、Claude Code は実際にあなたのファイルを開いて、検索して、必要なら実行して答える点が決定的に違います。「ハルシネーションせずに、本当に存在するコードを根拠に答える」のが安心感の源です。

Day 2-3:CLAUDE.md でコンテキストを与える

Claude Code は、プロジェクトルートに `CLAUDE.md` というファイルがあると、起動時に必ず読み込みます。ここにプロジェクト固有のルール(コーディング規約、よく使うコマンド、避けるべきパターン)を書いておくと、毎回の指示が劇的に短くなります。

CLAUDE.md の例(dbt プロジェクト用)
Markdown
# プロジェクト規約
## 命名規約- staging: stg_<source>__<table>- mart fact: fct_<noun>- mart dim: dim_<noun>
## よく使うコマンド- 全モデルビルド: `make build`- 差分のみテスト: `make test-changed`- ドキュメント生成: `make docs`
## 避けるべきパターン- SELECT * は禁止(カラム明示必須)- 1モデル500行超えたら分割- 日付カラムは _at (TIMESTAMP) / _date (DATE) で揃える

Day 4-5:最初の「並列タスク」

Claude Code の真価は、複数タスクの並列実行にあります。「3つのモデルを並行して実装しつつ、その間に既存コードのリファクタを進めて、終わったら統合PRを作る」というワークフローが、人間の介入なしで回ります。

Main セッションあなたが指示Sub-Agent Astg_users 実装中...Sub-Agent B既存テスト整理中...Sub-Agent Cドキュメント生成中...統合 PRMain が集約
並列タスクのイメージ

Day 7:1週間で起きた変化

指標導入前1週間後
モデル1個実装60〜90分20〜30分
既存コード調査20〜30分3〜5分
新規メンバー立ち上げ説明1日0.5日
CIパス率(1発目)60%85%

最初に覚えるべき3つの基本

  1. 1コンテキストを先にぶち込む:CLAUDE.md / Cursorのrule等。毎回説明し直さない
  2. 2小さく試して、結果を確認する:いきなり大きなリファクタは任せない、PR単位で渡す
  3. 3並列でやらせる:単発の「教えて」より、3つのサブタスクを同時に走らせる方が効率10倍
1週目に試したい便利プロンプト
このリポジトリをこれから新規メンバーが触ります。以下を生成してください。

1. 全体構成図(ディレクトリ別の責務)
2. 主要なエントリーポイント10個
3. 「最初に読むべきファイル」TOP5
4. 「触ってはいけないファイル」とその理由
5. ローカル起動手順(実際に動くコマンド一覧)

出力先: docs/onboarding.md
想定される実行結果(例示)
# プロジェクト オンボーディングガイド

## 1. 全体構成図
```
src/
├── api/         # 外部API連携層(Salesforce / Stripe / GA)
├── jobs/        # 日次バッチ(cron 実行)
├── models/      # dbt モデル(4層)
├── tests/       # 単体・結合テスト
└── lib/         # 共通ユーティリティ
```

## 2. 主要なエントリーポイント
- `src/jobs/daily_batch.py` - 日次バッチの起点
- `src/api/server.ts` - 外部API公開(Express)
- ... (省略)

## 3. 最初に読むべきファイル TOP5
1. `src/jobs/daily_batch.py` - 業務全体の流れが分かる
2. `models/marts/finance/fct_orders.sql` - 主要モデル例
... (続く)

## 4. 触ってはいけないファイル
- `src/lib/legacy_adapter.py` - 旧バージョン互換層、書き換えるとデータ消滅リスク
- `migrations/0042_deprecated.sql` - 削除予定だが現状残す必要あり

## 5. ローカル起動手順
```bash
# .env の取得(1Password から)
op signin && eval $(op env)

# 依存インストール
make install

# {{db|*}} 起動({{docker|*}} Compose)
make db-up

# サンプルデータ投入
make seed-dev
```

→ docs/onboarding.md に書き込み完了。

次回予告

EP.02 では、「プロンプト一発で書かせない」AIネイティブな受託開発スタイルを、コンテキスト準備・レビュー文化の観点で深掘りします。

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