「AIで開発が速くなる」という話は2022年からずっと聞いてきましたが、ふくふくが本当に「これは戻れない」と感じたのは が登場してからです。今回は、本格導入から最初の1週間で何が変わったか、何を最初に覚えるべきかを書きます。
Day 1:インストールと「最初の感動」
Claude Code はで動く CLI ツールです。インストールは npm 一発、初回認証は Anthropic アカウントとブラウザ連携で完了します。
# npm でグローバルインストールnpm install -g @anthropic-ai/claude-code
# 任意のプロジェクトディレクトリで起動cd /path/to/your/projectclaude
# 初回はブラウザでサインイン → トークン保存起動して最初に試すべきは、自分のプロジェクトについて質問することです。「このリポジトリの全体構成を読んで、新規メンバー向けに要約して」と打つだけで、READMEには書いていないコードベースの実態を踏まえた説明が返ってきます。
「コードを読んで答える」のは でも出来ますが、Claude Code は実際にあなたのファイルを開いて、検索して、必要なら実行して答える点が決定的に違います。「ハルシネーションせずに、本当に存在するコードを根拠に答える」のが安心感の源です。
Day 2-3:CLAUDE.md でコンテキストを与える
Claude Code は、プロジェクトルートに `CLAUDE.md` というファイルがあると、起動時に必ず読み込みます。ここにプロジェクト固有のルール(コーディング規約、よく使うコマンド、避けるべきパターン)を書いておくと、毎回の指示が劇的に短くなります。
# プロジェクト規約
## 命名規約- staging: stg_<source>__<table>- mart fact: fct_<noun>- mart dim: dim_<noun>
## よく使うコマンド- 全モデルビルド: `make build`- 差分のみテスト: `make test-changed`- ドキュメント生成: `make docs`
## 避けるべきパターン- SELECT * は禁止(カラム明示必須)- 1モデル500行超えたら分割- 日付カラムは _at (TIMESTAMP) / _date (DATE) で揃えるDay 4-5:最初の「並列タスク」
Claude Code の真価は、複数タスクの並列実行にあります。「3つのモデルを並行して実装しつつ、その間に既存コードのリファクタを進めて、終わったら統合PRを作る」というワークフローが、人間の介入なしで回ります。
Day 7:1週間で起きた変化
| 指標 | 導入前 | 1週間後 |
|---|---|---|
| モデル1個実装 | 60〜90分 | 20〜30分 |
| 既存コード調査 | 20〜30分 | 3〜5分 |
| 新規メンバー立ち上げ説明 | 1日 | 0.5日 |
| CIパス率(1発目) | 60% | 85% |
最初に覚えるべき3つの基本
- 1コンテキストを先にぶち込む:CLAUDE.md / Cursorのrule等。毎回説明し直さない
- 2小さく試して、結果を確認する:いきなり大きなリファクタは任せない、PR単位で渡す
- 3並列でやらせる:単発の「教えて」より、3つのサブタスクを同時に走らせる方が効率10倍
このリポジトリをこれから新規メンバーが触ります。以下を生成してください。
1. 全体構成図(ディレクトリ別の責務)
2. 主要なエントリーポイント10個
3. 「最初に読むべきファイル」TOP5
4. 「触ってはいけないファイル」とその理由
5. ローカル起動手順(実際に動くコマンド一覧)
出力先: docs/onboarding.md# プロジェクト オンボーディングガイド
## 1. 全体構成図
```
src/
├── api/ # 外部API連携層(Salesforce / Stripe / GA)
├── jobs/ # 日次バッチ(cron 実行)
├── models/ # dbt モデル(4層)
├── tests/ # 単体・結合テスト
└── lib/ # 共通ユーティリティ
```
## 2. 主要なエントリーポイント
- `src/jobs/daily_batch.py` - 日次バッチの起点
- `src/api/server.ts` - 外部API公開(Express)
- ... (省略)
## 3. 最初に読むべきファイル TOP5
1. `src/jobs/daily_batch.py` - 業務全体の流れが分かる
2. `models/marts/finance/fct_orders.sql` - 主要モデル例
... (続く)
## 4. 触ってはいけないファイル
- `src/lib/legacy_adapter.py` - 旧バージョン互換層、書き換えるとデータ消滅リスク
- `migrations/0042_deprecated.sql` - 削除予定だが現状残す必要あり
## 5. ローカル起動手順
```bash
# .env の取得(1Password から)
op signin && eval $(op env)
# 依存インストール
make install
# {{db|*}} 起動({{docker|*}} Compose)
make db-up
# サンプルデータ投入
make seed-dev
```
→ docs/onboarding.md に書き込み完了。次回予告
EP.02 では、「プロンプト一発で書かせない」AIネイティブな受託開発スタイルを、コンテキスト準備・レビュー文化の観点で深掘りします。
この記事の感想を教えてください
あなたの 1 クリックで、本当にこの記事は更新されます。「もっと詳しく」「続編希望」が一定数集まった記事は、 ふくふくが 実際に内容を拡充したり続編記事を公開 します。 送信したリアクションはお使いのブラウザに記録され、再カウントされません。