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EP.05KPI 8分公開: 2026-05-10

N+1日継続率 vs ローリング継続率:似てる指標の落とし穴

「翌日継続率」と「過去 7 日のうち 1 日でも戻ってきた率」では数字が大きく変わる。チーム間で定義が違うと議論が成立しないので、計算式の違いを言語化する。

#継続率#計算式
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継続率にもいくつかの流儀があり、同じデータから倍以上違う数字が出ます。「翌日継続 30%」と聞いても、それがDay-1 継続なのかRange 継続なのかで意味は大きく異なる。本記事は 3 種類の計算式を整理し、チームで揃える運用ルールを提案します。

3 種類の継続率

計算式比較
手法定義数字感向く文脈
Day-N 継続N 日後ちょうどにアクティブだった率最小(厳密)プロダクト改善の純粋効果計測
Range 継続0〜N 日以内に少なくとも 1 日戻った率中(緩め)週次レポート、累積効果
ローリング継続直近 X 日にアクティブユーザーの率最大(緩い)経営報告(/ 同義)
同じデータで数字は何倍違うか

新規 1000 人の継続率:Day-7 継続 = 15%、Range 7 日 = 35%、ローリング 7 日 = 50%。同じデータで 3 倍以上違う。「継続率 35%」と言われたとき、どれかを聞かないと議論が噛み合わない。

での 3 つの実装

Day-7 継続 vs Range 7 日継続
SQL
-- Day-7 継続:登録から 7 日後ちょうどにアクティブSELECT  COUNT(DISTINCT IF(days_since_join = 7, user_id, NULL)) * 1.0 /  COUNT(DISTINCT user_id) AS day_7_retentionFROM cohort_activityWHERE cohort_week = '2026-04-01';
-- Range 7 日継続:登録から 7 日以内に1度でもアクティブSELECT  COUNT(DISTINCT IF(days_since_join BETWEEN 1 AND 7, user_id, NULL)) * 1.0 /  COUNT(DISTINCT user_id) AS range_7_retentionFROM cohort_activityWHERE cohort_week = '2026-04-01';

チームで定義を揃える運用

  • ダッシュボードに必ず計算式を併記:「Day-7 継続率(厳密 N 日後)」のように
  • 経営報告は Range 継続:数字が大きく見える + ビジネス的に「7 日以内に戻ったか」のほうが直感的
  • プロダクト改善計測は Day-N 継続:純粋な効果が見える
  • 用語定義書を社内 wiki に:新メンバーが入っても解釈ぶれず

ふくふくの進め方

部署ごとに継続率の数字が違う」というご相談には、現状の計算式棚卸し → 用途別に推奨式を 3 つ決める → ダッシュボード統一を 1〜2 週間で。用語定義書のテンプレもご用意しています。

次回予告

EP.06 は の計算式 5 通り / EC / ゲーム / B2B / 広告サポート、業種で全く違う計算式を整理します。

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