1. 身近な「YouTube」を逆算する
毎日見ている YouTube、Vlogger、ヒカキン、ゲーム実況、勉強動画、音楽 MV。これらを世界に提供する YouTube は、2005 年に PayPal 元社員 3 人が起業、わずか 1 年半で Google に 16 億 5000 万ドル で売った。
動画共有サイトの覇者が違っていた可能性。当時 Google Video や Vimeo もあったが、YouTube が標準化したことで「動画 = YouTube」の地位が確立した。
2. 100 文字でわかる
スティーブ・チェン (1978〜)。台湾系米国人起業家。2005 年 YouTube をチャド・ハーリー、ジョード・カリムと共同創設、2006 年 Google に 16.5 億ドルで売却。
3. 500 文字でわかる
1978 年台湾生まれ、8 歳で米国移住。イリノイ大学 CS を中退し PayPal 入社、エンジニアとして活躍。2005 年 2 月、PayPal 同僚のチャド・ハーリーとジョード・カリムの 3 人で YouTube を共同創設。発端は「ディナーパーティーの動画を友達に送りたかったが、当時動画の共有方法が無かった」という素朴な不便。2005 年 4 月、最初の動画 (ジョードが動物園で象を見る 19 秒の動画) を公開。1 年で 1 日 1 億再生 を達成、爆発的に成長。2006 年 10 月、Google が 16 億 5000 万ドル (約 2000 億円) で買収 発表 — 当時 67 名の小さな会社、創業 19 ヶ月での売却記録。チェンらは Google で数年勤務後、自分の会社を起業し続ける。現在 YouTube は世界 25 億人以上が毎月使う、人類最大の動画プラットフォーム。クリエイターエコノミー (年収数億稼ぐ Vlogger 等) の中核。
4. もっと詳しく
PayPal マフィアの 1 人
PayPal は 2002 年に eBay に売却され、その元社員から多くの起業家が誕生 (PayPal マフィア)。LinkedIn のリード・ホフマン、Tesla / SpaceX のイーロン・マスク、Yelp のジェレミー・ストッペルマン等。チェン・ハーリー・カリムも PayPal 元同僚 で、独立して YouTube を起業。
YouTube 誕生 (2005)
「ディナーパーティーの動画を友達に送りたかったが、当時動画の共有方法が無かった」が発端と各人が回顧 (実際の起源は諸説あり)。2005 年 2 月 14 日 (バレンタインデー) に YouTube.com ドメイン登録。4 月 23 日、共同創業者ジョード・カリムが「Me at the zoo」(動物園での 19 秒) をアップロード、これが YouTube 史上最初の動画。
1 年で 1 日 1 億再生 → Google 買収 (2006)
口コミと埋込みコード機能 (どこのサイトでも貼れる) で爆発的成長。2006 年中盤に 1 日 1 億再生 に到達。2006 年 10 月 9 日、Google が 16.5 億ドルで買収発表。当時 67 名の社員、サンマテオの倉庫オフィス、創業から 19 ヶ月の若い会社の売却としては破格。
買収後と各創業者の動向
Google 配下で YouTube は爆発的成長を続け、現在は 世界 25 億人 が毎月使う巨大プラットフォーム。チェンは 2009 年 Google を退社、AVOS Systems を起業、後に MixBit (動画編集アプリ) 等を展開。3 人とも 既に億万長者、シリコンバレーで投資・新規事業を続けている。
5. 現代への影響
- 世界最大の動画プラットフォーム: 世界 25 億人 / 月
- クリエイターエコノミー: 個人で年収数億稼ぐ Vlogger / 教育系 Vlogger
- エンタメ消費の主役交代: TV からネット動画へ
- 広告経済: Google 親会社の主要収益源
- 音楽配信: Vevo / 公式 MV / カラオケ
6. もっと知りたい人へ
- Wikipedia (日本語): スティーブ・チェン
- 世界最初の YouTube 動画 「Me at the zoo」: 今も視聴可能
- 自伝「YouTube Story」: 創業ドキュメント
7. 次の話
EP.39 では 張一鳴 (チャン・イーミン) を扱います。TikTok を作って Z 世代の心を掴んだ中国の起業家。
この記事の感想を教えてください
あなたの 1 クリックで、本当にこの記事は更新されます。「もっと詳しく」「続編希望」が一定数集まった記事は、 ふくふくが 実際に内容を拡充したり続編記事を公開 します。 送信したリアクションはお使いのブラウザに記録され、再カウントされません。